株式会社Splice-Lab、タジキスタン共和国/現地技術者を継続的に育成する橋梁コンサルティング事業実施可能性実証事業が、経済産業省の令和7年度補正グローバルサウス未来志向型共創等事業費補助金(小規模実証・FS事業)に採択
~デジタル技術を活用した現地人財育成と日タジク間のリモート業務モデルの実証~
株式会社Splice-Lab(本社:福岡市博多区住吉3丁目9-1-611 カワイアーバンビルⅡ、代表取締役:片山英資)は、2026年10月9日、タジキスタン共和国/現地技術者を継続的に育成する橋梁コンサルティング事業実施可能性実証事業が、経済産業省の令和7年度補正グローバルサウス未来志向型共創等事業費補助金(小規模実証・FS事業)に採択されたことをお知らせします。
この度、採択された事業は、タジキスタン共和国における、技術の定着と中長期的な産業の発展に寄与することを目指し、橋梁設計・点検・維持管理等の実務を通じた現地人財の育成に取り組みながら、橋梁コンサルティング事業の収益性、現地人財育成手法の有効性、ならびに日本とタジキスタンをつないだリモート業務体制の実現可能性を検証することを目的としています。
*令和7年度補正グローバルサウス未来志向型共創等事業費補助金
(小規模実証・FS事業)特設ホームページ
https://r7h-gs-hojo-web-fspoc.jp/
事業の背景
タジキスタン共和国では、橋梁をはじめとする交通インフラの整備・維持管理が重要な課題となっています。
同国は国土の93%が山岳地帯に位置する内陸国であり、輸送の約90%を陸路に依存しています。また、約2,200本の橋梁が存在する一方、その半数は旧ソ連時代に建設されたものであり、老朽化が進んでいます。
一方で、橋梁の設計・維持管理に関する技術体系は十分に整備されておらず、橋梁に特化した専門部署や民間企業も存在しないことから、高度な技術が必要とされる業務を国外に依存せざるを得ない状況があります。
株式会社Splice-Labは、これまでタジキスタン共和国におけるJICAの橋梁維持管理能力向上プロジェクトに参画し、同国の橋梁維持管理分野における技術・人財面の課題を把握してきました。
また、令和5年度補正グローバルサウス未来志向型共創等事業費補助金のFS事業を通じて、同国における橋梁維持管理の潜在的ニーズや現地人財育成の可能性、教育機関・政府機関・民間企業との連携可能性について検証を行いました。
その結果を踏まえ、今回の事業では、これまで構築してきた現地ネットワークと株式会社Splice-Labが日本国内で培ってきたノウハウを組み合わせ、経済産業省の補助を受けタジキスタンにおける橋梁コンサルティング事業の実現可能性を検証するための実証事業を実施します。
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本事業が目指す将来像
本事業が目指すのは、単に日本の橋梁技術をタジキスタン共和国に導入することでも、橋梁コンサルティング会社を現地に設立することでもありません。
橋梁は、設計・建設して終わるものではなく、供用後の点検、状態把握、維持・補修、そして次の設計・更新へとつながる長期的なライフサイクルを持つ社会基盤です。その持続可能性を高めるためには、技術そのものだけでなく、インフラを継続的に理解し、判断し、改善していくことのできる「人財」と「情報」が現地に蓄積され、次の意思決定に活かされる仕組みが不可欠です。
そこで本事業では、橋梁の設計・点検・維持管理等の実務を通じて現地技術者を育成するとともに、橋梁の設計情報、点検・損傷情報、補修履歴等のインフラデータを蓄積・活用し、技術、人財、データが相互に循環する仕組みの構築を目指します。
日本から技術を「移転」するだけではなく、現地技術者が実際の業務を通じて技術を身につけ、その技術者が次の案件を担い、そこで得られたデータや知見が次の設計・点検・維持管理に活かされる。この循環をタジキスタンに根付かせることで、将来的には、日本人技術者の支援に依存することなく、現地の技術者が主体となってインフラの安全性・信頼性を継続的に高めていける環境の実現を目指します。
こうした「技術・人財・データの現地における高度化」を通じて、橋梁を持続的に維持・発展させるための基盤そのものをタジキスタンに形成することが、本事業の目指す姿です。
さらに、タジキスタンで蓄積した技術・人財・データ・業務ノウハウを基盤として、日本とタジキスタンをつなぐリモート型のエンジニアリング体制を構築し、現地で育った技術者が日本を含む海外の業務にも参画できる新たな国際分業モデルへの発展を目指します。
これにより、現地のインフラ整備・維持管理能力の向上と、現地人財の雇用・専門能力の向上、日本の建設・インフラ分野における慢性的人手不足への対策を同時に実現する、持続的な共創モデルの構築を目指します。
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株式会社Splice-Labについて
株式会社Splice-Labは、橋梁・構造物等の設計・計画、点検・調査・診断・評価、技術開発、人財育成支援等を行う橋梁コンサルティング企業です。
日本国内において橋梁設計等の業務に加え、未経験者や多様なバックグラウンドを持つ人財が土木技術者として業務に参画できる独自の人財育成・就労支援にも取り組んでいます。
本事業では、日本の技術を届けるだけではなく、タジキスタンで技術が人から人へ、データから次の設計や次の世代へと受け継がれ、新たな技術と価値を生み出し続ける。Splice-Labは、こうした「インフラの知識が現地で循環し、蓄積される仕組み」をタジキスタンから実現し、持続可能なインフラと人財の未来を共につくることを目指します。
お問い合わせ先
株式会社Splice-Lab
〒812-0018
福岡市博多区住吉3丁目9-1-611
カワイアーバンビルⅡ
TEL/FAX:092-710-4838
公式サイト:https://www.splice-lab.jp/